今回は、埼玉県のマンションにて、無足場工法であるロープブランコによる外壁打診調査を実施いたしました。
今回の調査依頼は定期報告と改修計画を目的としたものです。
一般的な定期報告では、広範囲を効率的にチェックできる赤外線カメラによる調査が用いられることもありますが、より詳細な外壁の状態を把握するため、今回はロープブランコによる打診目視調査を採用いたしました。
赤外線調査は広範囲の温度変化を捉えるのに優れていますが、表面的な汚れや日光の影響を受け場合があり、 微細な劣化を見逃す可能性があります。
一方、ロープブランコによる調査では、経験豊富な調査員が外壁に密着し、以下の項目を丁寧に診断いたします。
◎目視による診断:
・クラック(ひび割れ)の有無と状態
・エフロ(白華現象)の発生状況
・シーリング材の劣化(ひび割れ、剥がれ)
・タイルや塗装の剥離、剥落
・コンクリートの欠損
◎打診による診断:
・タイルやモルタルの浮き
これらの詳細な調査結果は、今後の修繕計画を立てる上で重要な判断材料となり、適切な時期に適切な修繕を行うことで、建物の寿命を延ばし、資産価値の維持に繋がります。
ロープブランコによる外壁調査は、足場を組む必要がないため、居住者様の日常生活への影響を最小限に抑えられます。
また、足場設置にかかるコストや時間も大幅に削減できます。今回の調査も、わずか1日で完了いたしました。
皆様のマンションの状況を詳しくお伺いし、最適な調査方法をご提案させていただきます。
「もしかして外壁に問題があるかも?」と感じたら、まずは当社までお気軽にご連絡ください。