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ビルにおける赤外線外壁調査の流れ

ビルでの赤外線調査は定められた流れに沿って行われます。

まず、使用される赤外線カメラは業者によっても違いがあるものの、画素数が高い製品が使用されており、概ね、ハンディタイプのカメラとしては最も高性能となる30万画素数の製品が使用されています。レンズは標準、広角、2倍望遠鏡などが使用されており、特に高いビルの場合には望遠レンズを使用して撮影が行われます。

 

赤外線調査の流れとしては、まず、調査当日に現地の事前確認が行われ、ここでは、外壁の日射状況や風の強さ、また、建物の構造や撮影出来ない外壁部の確認、そして赤外線カメラの設置位置の確認が行われます。

次に撮影条件の確認が行われ、撮影位置の選定やカメラの角度、また、水平核の確認が行われます。この場合、外壁に、汚れや材料による変化であるエフロレッセンス、また、錆などがある場合には図面などに詳細に記載が行われます。

 

赤外線カメラでの外壁撮影ではサーモグラフィ装置を使って壁面仕上げ材浮き状況が測定され、手の届く範囲やサーモグラフィ装置で測定が困難な場所に関しては、可能な範囲で打診による調査が行われます。

 

そして最後に目視による調査が行われ、この場合には双眼鏡を用いてひび割れや劣化状況の調査が行われます。撮影された画像データは解析が行われ、建物概要から外壁調査報告書・画像台帳、写真台帳には損傷写真、調査状況の写真などの内容をまとめて、依頼主に提出されることになります。