今回ご依頼の物件は、東京都にある某公共施設でした。
調査目的は定期報告用の外壁全面打診線調査になります。
建築基準法第12条第1項の規定に基づき、外壁タイルやモルタルの浮き・はく離の損傷部を調査します。
ロープブランコ打診調査はお分かりの通り危険を伴いますので、
安全面には特に注意をします。
ロープを丸環数箇所に固定したり、
下記写真のようにパラペット(縁)に特殊な装置を使います。
しっかり固定したら調査開始です。
打診調査は外壁を間近で目指しながら隅々まで打診棒で調査していきます、
目視でクラックや剥離剥落、白華現象(エフロレッセンス)を、
打診でタイルや下地の浮きを発見していきます。
発見した異常は微細なものも余すことなく報告書に記載していきます。
ロープブランコで調査しづらい外壁の箇所は、
地上からスライダー(スライド式ハシゴ)を使い調査します。
スライダーは地上から約15mの高さまで調査可能です。
下記写真の様にせり出した部分の下の外壁や、
樹木などでロープブランコが降りてこれない場所などに使います。
下層部分の調査はスライダーを使うと時間短縮にもつながります。
定期報告、老朽化などの改修工事やリフォーム、転売前の調査
お客様のご要望に合わせて、適切な調査をご提案させて頂きます。
是非お気軽にご相談ください。