こちらの物件は、特殊建築物定期調査で外壁全面打診実施の年度ということで
調査のご依頼がありました。
定期報告制度が平成20年4月1日の改正により特殊建築物定期調査の定期報告に、
外壁全面打診 が必要になったのは皆さんもご存知かと思います。
対象の物件は
①特殊建築物定期調査の部分打診、目視等により異常が認められた建物
②竣工後10年を超える建物
③外壁改修後10年を超える建物
④落下により歩行者に危害を加えるおそれある部分の全面打診等を実施した後10年を超える建物
の4つとなります。
特殊建築物定期調査は建築基準法第12条の制度ですので
決められた年度で毎回行わないといけません。
ですがその度に足場を組んで調査となると時間も費用も相当なものになってしまいます。
しかしご存じの通り、赤外線調査は国土交通省で全面打診相当と認められておりますので、
このような大規模な建物の場合にはうってつけの調査です。
足場を組む必要はありませんし、赤外線カメラにてサーモグラフィの撮影をするだけですので
時間的コスト的にとてもお得な調査となります。
かと言って調査や出来上がった報告書がいい加減な物になる事はありません。
先程も書きましたが国土交通省が全面打診相当と認めている調査ですし
外壁の1面1面を丁寧に撮影していき外壁の不審点を見つけていきます。
大学のように大規模になりますと多少時間は掛かりますが
それでも足場を組むより短時間で調査は終了致します。
2日間で終了!掛かったと言ってもこの程度です、これだと足場が組み上がる前に終わってしまいますね。