残念なことに外壁調査の現場では、なんの問題も起きていない建物に対して修繕をしないと建物が倒れてしまうと半ば脅迫めいた営業を行ったり、

不適切な修繕で高額な修繕費用を要求するような悪質な業者が数多く存在しています。

現行の法律では、こうした悪質な業者がプロを名乗って仕事をしていても排除することが難しく、

きちんとした手順を踏まない調査や手抜き修繕などの被害に遭う方も少なくありません。

そのため、こうした悪質な業者による被害を避けるためには、依頼する側が慎重に業者選びをしなければいけないのですが、

どれだけ慎重に選ぼうとしても建築に関しての知識がないと悪質な業者とそうでない業者を見極めるのは難しいといえます。

そこで見極めのポイントとなるのが業者が持っている資格です。

専門性の高い知識と経験が求められる仕事ですので、

きちんとした業者であれば外壁打診士や特殊建築物等調査といった仕事に必要なものを取得しているスタッフなどが複数在籍しているはずです。

一方でいい加減な仕事を平気で行う悪質な業者は、単純に儲けを優先しますので無資格のスタッフが圧倒的に多くなっています。

ですので、依頼をする業者で迷ったり、悪質な業者を避けたいのであれば、

まずどのような資格を持っているのかを確認をすることをおすすめします。

それがその業者の仕事に対する意識の高さや責任感、技能レベルが標準を満たしているという信頼のバロメーターとなるのです。