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壁の下地を調査する理由と方法

住宅の外壁は、建物の寿命に左右するということを知る人は意外と少ないのです。

住宅の寿命はどれくらい持つかと疑問に思っている人もいるのですが、それは外壁のメンテナンス次第で変わると言えます。

だいたい新築住宅の状態から10年も経過すると劣化が始まります。

この劣化を放置すると寿命が縮まります。

定期的に劣化があるかどうかを見て回ることも大事になりますが、素人が見て回るのは限界があると言わざるを得ません。

そこで、業者に頼んで調査をしてもらうのが良いでしょう。

 

業者は、普通は目に見えない下地からしっかりと塗装出来ているかを調べることも出来るのです。

調査の方法は二つあります。

ひとつが打診する方法です。

この方法は、作業員が実際に壁を叩いたり触ることで劣化が見られるか確認することができる点で優れていると言えます。

ただし、人の手が届く範囲はかぎられています。

建物が2階以上であればアニメのキャラクターのように手が伸びるわけではありませんので、足場を組まないといけません。

足場を組んでいくと数万円単位毎に費用が増えてしまいます。

そこで、赤外線を利用して少し離れたところから調査する方法もあります。

この方法は、打診と違い足場を組む必要がなくなります。

そのおかげで安い費用で調べることが可能になるのです。

ただ、赤外線の場合は、雨が降っている場合や湿気が多い日は正確に温度を測ることができなくなるという致命的な問題点があります。