マンションのような大きな建物を建てる場合には、普通は鉄筋コンクリート造りですので地震などで簡単には壊れないはずです。ですが、あまりに大きな地震だと建物が倒壊してしまう可能性があります。
また、外壁も放っておくとタイル浮きや剥離、剥落等を起こしてしまいます。これは、経年劣化により自然に起こるものですが、外壁調査を定期調査と言う形で定期的に行っていれば防げるはずです。また、地震で倒壊する原因の1つである外壁のクラックも定期調査をすることで防ぐことが可能になります。
ですが、この調査はそれほど簡単ではありません。なぜなら、外壁の調査は打診と言う形で人間が道具を使って外壁を叩いて外壁のスレートの向きなどを調べるのです。また、外壁のクラックなども調べることができますが、何分人の手でやるものですので手が届かない高い場所はゴンドラを利用したり、わざわざ足場を組んで打診をしなければならないのです。
この方法は、お金がかかる上にとても面倒の方法ですが、大きな建物では外壁の調査をすることを義務付けられています。これは、2008年4月に建築基準法が改正され定期的に調査をしなければ罰金100万円以下を化されてしまうのです。
そこで、赤外線調査をすることで少し離れた場所からでも、外壁の劣化具合か判断できるようになります。
そのため、打診していた方法を利用せずとも調査ができるため、足場を組んだりゴンドラで作業したりする必要もなくなります。