ビルの外壁に使用されている塗料は耐用年数がそれほど長いわけではなく、経年で劣化していきます。
塗装の表面を触って白い粉が付く状態は劣化が始まっていることを示しており、
塗装の劣化は建物の外観を損なって顧客へのマイナスとなるだけでなく、資産価値そのものも下げる原因となります。
そこでリフォームを行い、価値を回復させる必要があります。
近年の外壁リフォームでは足場を作らないで工事をすることが可能な事業者も出てきており、その場合施工費用を
2割以上削減することが可能となるほか、工期も短縮することができます。
また足場から不法侵入などの犯罪に巻き込まれることも無くなるメリットがあります。
塗装作業の流れとしては、泥や埃などの汚れがあると塗料が密着しないため、高圧洗浄で落としていきます。
また同時に劣化塗料も剥がれていきます。
その後塗装しない部分をシートで保護し塗装の工程に入ります。
塗装は下塗りと上塗りがあり、はじめに下塗りが行われます。
下塗りは塗料と下地を密着させるための接着剤の役割を果たし、下塗りによって被膜剥がれなどのトラブルを抑えることができます。
また鉄の部分はさびを落としてさび止めを塗ります。
さびもまた後々に被膜の剥がれる原因となるため事前の対処が重要となります。
次の上塗りは適度な耐性を得るためにも2度塗りをします。
1度しか塗らない場合は薄くなりすぎて下地が透けて見栄えが悪くなることがあるため2度塗りが推奨されています。