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外壁塗装の大規模修繕って何をするか分かりますか?目的から工事内容まで幅広く紹介

大規模修繕工事では、建物の壁の塗装を主に行います。外壁を塗装する理由は、外壁の劣化を防ぐ効果や美観を保つといった外壁を保護する役割もあります。外壁を悪い状態に放置しておくと、外壁の劣化につながりカビなどの原因になります。今回のこの記事では、外壁塗装の大規模修繕についての目的と工事内容など幅広く紹介していきます。

目次

外壁塗装の大規模修繕とは?

大規模修繕で塗装を行う目的

塗装を実施する部分

大規模修繕で使用される塗装の種類について解説

フッ素塗料

ラジカル制御塗料

シリコン塗料

ウレタン塗料

アクリル塗料

塗料の耐用年数が経過したときの必要な対処

塗料を新しく塗り替える

外壁材の交換を検討

塗料の耐用年数を延ばすことはことは可能?

塗料の種類で選ぶ

丁寧に対応してくれる業者を探す

何度も塗りなおしを行う

外壁塗装を実施するメリットとは?

居住者が増える

建物の状態を劣化させにくい

大規模修繕の外壁塗装工事の手順

外壁塗装の手順

外壁塗装を実施する際に気を付けるべきこと

外壁以外のところに汚れが付着する可能性がある

外壁塗装の塗料のにおい

業者によって費用が違う

日程通り進まないこともある

まとめ

 

外壁塗装の大規模修繕とは?

外壁は日にちが経つにつれ劣化していきます。外壁の劣化が進むと、ひび割れやタイルの浮きなどが発生して、最悪のケースではタイルが剥がれ落ちます。外壁の点検は定期的に行わなければいけません。

多くのマンションが12年を目安に大規模修繕工事を実施しています。今回のこちらの記事では、大規模修繕工事の塗装についての内容をご紹介していきます。

 

大規模修繕で塗装を行う目的

大規模修繕で塗装を行う目的の一つとして、建物の保護が挙げられます。外壁は年数が経つことに劣化していき、塗膜のはがれやひび割れ、変色や色あせなどが生じます。塗膜が剥がれて、それを長い間放置していると、水が外壁から侵入して、外壁内部を損傷させるだけでなく、耐久度が著しく低下します。

大規模修繕の塗装は建物の保護に加えて、美観を保つために塗装を行うことが多いです。マンションの場合、住民に心地よく住んでもらうために塗装します。マンションを住むところを選ぶ際に、多くの人は外観を気にするので、景観を常に良い状態に保つことは大切です。

 

塗装を実施する部分

大規模修繕で塗装を実施する際には、大きく建物部分と鉄部分に分けられます。建物部分では、外壁の壁面、天井部分を塗装します。鉄部分では、玄関ドアやメータボックス、共用部の廊下、共用部の階段などを塗装します。

大規模修繕では、外壁を塗装してきれいにするほか、鉄部分の錆や剥がれを修繕していきます。鉄部分の錆は、6年ほどで錆びるといわれているので、定期的な塗装を行うことが重要です。

 

大規模修繕で使用される塗装の種類について解説

外壁塗装を実施する際に利用される塗料の種類はたくさんあります。近年技術の発達により、多くの種類を外壁によって使い分けています。塗料の種類によって耐久年数や費用や特徴がそれぞれ違います。

近年よく使われている5つの塗装の種類について詳しく解説していきます。

 

フッ素塗料

フッ素塗料の耐用年数が15年から20年と言われており、他の塗料と比べると費用は高いです。フッ素塗料は紫外線に強く、汚れがつきにくいなどの特徴を持っています。費用相場は、3回塗りを実施した場合、4000円から(1㎡あたり)となります。

ほかの塗料よりも比較的高価な塗料なので、長持ちさせたい部分などに使用されることが多いです。

 

ラジカル制御塗料

ラジカル制御塗料の耐用年数は、12年から16年と言われており、比較的耐用年数が長いです。こちらも汚れがつきにくく、どんな下地のものでもバランスが良い特徴を持っています。

しかし、ラジカル制御塗料は、最近の塗料のため実際の耐用年数が合っているのかという声もあります。費用面と耐用年数のバンスが良いため、近年使用されつつある塗料のひとつです。

 

シリコン塗料

シリコン塗料の耐用年数は、10年から15と言われており、現在一番使われている塗料の一つです。シリコン塗料がよく使用される理由の一つに、大規模修繕工事の期間とサイクルが合うからです。多くのマンションが大規模修繕工事を12年ごとに行うので、そのサイクルにあうのがシリコン塗料なのです。

汚れをつけにくく、紫外線にも強い性能を持っており、費用のバランスも取れています。3回塗りを実施した場合、3000円から(1㎡あたり)です。

 

ウレタン塗料

ウレタン塗料の耐用年数は、8年から10年と言われており、比較的安価な塗料の一つです。安価なためよく使用されますが、紫外線に弱く汚れがつきやすいなどのデメリットがあります。

3回塗りを実施した場合、2000円から(1㎡あたり)が費用の相場となっています。

 

アクリル塗料

アクリル塗料の耐用年数は5年から7年と言われており、耐用年数が短いのが特徴です。耐用年数が短い分、安いのがメリット。しかし、耐用年数の短さと他の塗料の出現により、現在では使用される機会が減りつつあります。

費用の相場は、3回塗りを実施した場合、1500円から(1㎡あたり)となっています。

 

塗料もたくさんの種類があり、耐用年数、費用、紫外線に強いもの、汚れが付きにくいものなどそれぞれ特徴があります。大規模修繕工事で外壁塗装を実施する場合は、耐用年数に応じて使用されることが多いです。

 

塗料の耐用年数が経過したときの必要な対処

塗料の耐用年数が経過すると、外壁塗装の効果が発揮されなくなります。耐用年数を過ぎると、外壁の劣化が進行し、傷みやすくなっていきます。塗料の耐用年数が経過した場合は、どのような対処をしたらいいのか見ていきましょう。

 

塗料を新しく塗り替える

耐用年数を過ぎてしまった場合は、新しく塗りなおすことが重要です。耐用年数が過ぎた塗料を放置し続けると、ひび割れの原因を引き起こし、大きな問題に発展する可能性があります。

美観自体にそれほど劣化が見られなくても、建物を保護する効果が低下していきます。耐用年数を経過したと気づいたら、すぐに新しく塗りなおすのがいいでしょう。

 

外壁材の交換を検討

塗料の耐用年数が経過し放置し続けると、外壁にひびが入ることがあります。外壁のひび割れが大きいと塗装を行うことができない場合があります。その際は、外壁材の交換が必要となります。

ひび割れを放置し続けると、外壁内部に雨水が侵入し、カビなどの原因を誘発します。塗料の耐用年数が経過したと気づいたら、早急に新しく塗り、状況によっては外壁材の交換を検討しなければいけないでしょう。

 

塗料の耐用年数を延ばすことは可能?

塗料自体の耐用年数を延ばすことはできません。しかし、大規模修繕工事で外壁塗装を行う場合、いくつかのことを意識しておけば、通常よりも塗料を長持ちさせることができます。実際にどのようなことに意識すればいいか見ていきましょう。

 

塗料の種類で選ぶ

大切なのは建物に応じた塗料を選ぶということです。塗料の種類によって、耐用年数が大きく違うので、大規模修繕工事のサイクルに合わせた塗料を選ぶのがおすすめです。多くの場合はシリコン塗料を使用しますが、建物の外壁の材質によって、塗料の種類を変えるのも必要です。

 

丁寧に対応してくれる業者を探す

丁寧に作業してくれる業者を探すことも重要です。塗料の耐用年数が長くても、塗料を塗る作業を丁寧に行わないと、塗料の効果が発揮されません。業者が丁寧に対応してくれるかの判断として、実績の確認やレスポンスが早いかなどを確認することをおすすめします。

実績が多い会社は、外壁塗装に慣れているので、塗装を比較的スムーズに行ってくれて、丁寧に作業してくれることが多いです。依頼したい業者の公式ホームページなどで外壁塗装の実績について確認してみましょう。

 

何度も塗りなおしを行う

外壁塗装を行う場合、何度も塗りなおしをしてくれるかも重要です。大規模修繕工事の外壁塗装の場合は、基本的には3回塗りを実施します。下塗り、中塗り、上塗りと3回行うことで、塗膜がきれいに作られ、長持ちさせることができます。

ただし、塗り直しを何回もすればいいわけではなく、塗料によっては、塗りすぎることで、逆に効果が薄れることもあります。適切な塗る回数は業者に相談する必要があります。

 

外壁塗装を実施するメリットとは?

外壁を定期的に塗り替えることは大切です。大規模修繕で塗装の塗り替えを必要とされた場合には、外壁塗装の塗り替えを検討しましょう。なぜ外壁塗装を行うべきなのか、メリットを見ていきましょう。

 

居住者が増える

マンションなどの大規模修繕によって外壁塗装を実施した場合、美観が良くなり、居住者が増えます。建物のオーナーにとってはメリットといえるでしょう。居住人も心地よく住むことができ、住み続ける可能性が高くなります。

 

建物の状態を劣化させにくい

外壁塗装を実施すると、外壁の劣化を防げます。外壁塗装は景観だけを良くするイメージを持たれますが、外壁のひび割れやはがれを防ぐ効果があります。良い状態を長く保てるので、定期的に外壁塗装を実施することは大切です。

大規模修繕の期間に外壁塗装を行うところが多いですが、外壁に不具合を発見したらすぐに塗装することをおすすめします。長い間不具合を放置すると、カビなどの原因につながるので、適切なタイミングで業者に依頼するようにしましょう。

 

大規模修繕の外壁塗装工事の手順

外壁塗装工事では、どのような手順で行われるのでしょうか。具体的な流れの手順について見ていきましょう。

 

外壁塗装の手順

外壁塗装は基本的に3回塗りを実施します。下塗り、中塗り、上塗りと3回実施することで、外壁全体にムラなく、丁寧に仕上げられます。大規模修繕の外壁塗装工事の場合は次の手順で行われます。

 

1.       養生
塗料が他の部分に飛び散っても大丈夫なようにきれいに養生していきます。シートやマスキングテープなどを使用して、塗装しない部分を覆っていきます。

2.       下塗り
養生が完了したら、まず1回目の塗装「下塗り」を行います。下塗りは、接着剤などを使用し、塗料の粘着性を高めます。

3.       中塗り
下塗りを終えて乾燥したら、次は「中塗り」を行います。

4.       上塗り
中塗りを終えて乾燥したら、最後に「上塗り」を行います。

 

これらの手順を踏まえて外壁塗装を実施していきます。建物によっては足場を設置して作業を行うこともあります。その際には、別途費用が追加されたり、塗装期間が長くなったりします。天候にも左右されたりするので、上記の手順とおりスムーズにいかない場合もあります。

 

外壁塗装を実施する際に気を付けるべきこと

外壁塗装を行う際に気をつけるべきこと、知っておくべきことがいくつかあります。トラブルを避けるために、あらかじめ次のことは理解しておく必要があります。

 

外壁以外のところに汚れが付着する可能性がある

1つめは、外壁以外のところに汚れが付着する恐れがある点です。業者が養生をきっちり行ってくれますが、まれに塗料が外壁以外の部分に付着してしまうことがあります。

もし業者のミスとすぐにわかればいいのですが、工事前の汚れなのか工事での汚れなのかわからない場合もあります。そのような問題をなくすために、事前にベランダなど外壁塗装を実施する場所の写真を取っておくことをおすすめします。

元々なかった汚れが付着していた場合、写真を手がかりにすぐに判断できます。自分で落とせる汚れならば問題ないですが、外壁塗装の塗料はなかなか落ちにくいです。もし工事後に塗料が付着していたら、写真をもって業者へ相談してみましょう。

 

外壁塗装の塗料のにおい

2つめに知っておくべきことは、においです。外壁塗装を実施する際のにおいで気分を悪くすることが多々あります。外壁塗装のにおいはシンナー臭がするので、注意が必要です。

外壁塗装は外部の解放された場所で実施されるので、人体に影響はないです。ですが、外壁塗装中に窓を開けて、室内に塗装のにおいを充満させると、体には良くないでしょう。また、洗濯物を干す際も、外壁塗装中に干してしまうと、においがついてしまいます。

外壁塗装を依頼する場合は、塗料のにおいと汚れに注意しておかなければいけません。

 

業者によって費用が違う

塗料の種類によって金額が違うと説明しましたが、業者によっても費用が変わります。業者に依頼する前に、あらかじめどれくらいの金額がかかるか知っておくことが大切です。中には、悪徳業者も存在し、多額な金額を請求されることもあります。

一つの業者だけでなく、いくつかの業者を比較することをおすすめします。費用面やレスポンスの早さ、実績など総合的に判断して、良い業者を選ぶようにしましょう。

 

日程通り進まないこともある

外壁塗装は天候に左右され、雨が降ると作業ができないこともあり、風が強いと危険が高まるため、別日に実施する場合もあります。終了予定日よりも長くかかることも頭に入れておく必要があります。

 

まとめ

大規模修繕の外壁塗装について詳しく解説させていただきました。多くのマンションでは約12年周期で大規模修繕を行い、その際に、外壁塗装を依頼することが多いです。使用される塗料はシリコン塗料が多く、建物の保護と美観を保ちます。

外壁塗装は基本的には、3回実施されることが多く、丁寧に塗っていくことで、塗料の耐用年数も保つことが可能。外壁塗装中は、においや汚れに気を付け、工事前に存在しなかった汚れを発見したら、業者に相談することが大切です。

 

丁寧に作業をしてくれるか、業者選びが非常に大事といえます。公式ホームページなどで調べ、実績などを確認し、良心的な業者を探して大規模修繕の外壁塗装を依頼するようにしましょう。