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【マンション・アパート】外壁補修工事の期間はどれくらいかかる?工事期間・費用の相場について解説

マンションやアパートの外壁補修工事は、きれいな状態を保つためと思われていますが、劣化を防ぐ意味も持っています。外壁補修工事を行うことで、雨風などの外的影響を減らすことができます。この記事では、マンションやアパートの外壁補修工事の期間や費用の相場、外壁補修の手順や知っておくべきことなどを解説していきます。

目次

マンション・アパートの外壁補修工事の目的

マンション・アパートの外壁補修工事の行うべき時期

マンション・アパートの外壁補修工事の費用

マンション・アパートの外壁補修工事の手順

外壁補修の期間はどれくらいかかるの?

現場確認と足場設置 1~2

高圧洗浄 1日~2

養生と下塗り 1

タイル補修・塗装(貼替注入塗装) 2日~5

完了検査と足場の解体作業 1日~2

外壁補修の期間が延長する場合

天気に左右される

建物の状態に左右される

外壁補修について知っておくべきこと

窓などの開閉が自由にできない

洗濯物を外に干せない

工事前に近隣住民に挨拶をしておく

外壁補修期間中は家にいなければいけないの?

外壁補修でのよくあるトラブル

工事の騒音

ほこりやにおい

外壁補修の業者選びについて

施工実績を調べる

他業者と料金を比較する

外壁診断を細かく行ってくれるか

まとめ

 

マンション・アパートの外壁補修工事の目的

マンションやアパートなどの外壁は、紫外線や雨や風、地震などの外的要因で劣化していきます。補修をする目的は、美観を保つ目的もありますが、建物の損傷を防ぐ目的もあります。補修を一度行っても、期間が経てば、また補修が必要となります。補修にも寿命があるので、定期的に外壁補修工事をしていく必要があります。

 

マンション・アパートの外壁補修工事の行うべき時期

マンションやアパートの外壁補修工事の時期は、国土交通省の長期修繕計画作成ガイドラインによると、約12年と言われています。ただし、一般的には大規模修繕改修工事のタイミングで一緒に行うことが多いです。補修工事のメンテナンスを行って、外壁の損傷が確認できたら補修工事を行うこともあります。

 

マンション・アパートの外壁補修工事の費用

マンションやアパートの外壁補修工事の費用の相場は、塗装仕上げで1㎡あたり2400円が相場となっています。ただ、塗装で使用する塗料によって金額が変わります。費用を抑えたいからといって、安い塗料を選ぶと、塗料の持続が短くなったりします。塗料の耐久性を理解した上で、塗料の種類の選択が必要です。タイル仕上げの場合は建物によりかなり金額の違いがある為一概に言えません。

 

マンション・アパートの外壁補修工事の手順

以下の手順で外壁補修工事が行われます。

 

1.       下地の補修作業
補修をする前に、外壁の下地を確認し補修作業を行います。外壁が損傷していたり、穴が開いていたりした場合は、劣化した部分をまず補修していきます。

2.       シーリング補修作業
シーリングは外壁と同じく、年数が経てば劣化していきます。シーリングは約10年で交換が必要と言われています。シーリングは外壁の防水機能も担っているので、シーリング補修作業は重要な作業の一つです。

3.       塗装
塗装工事を行う前に、高圧水洗浄を行って汚れを落としていきます。塗装を塗る手順としては、下塗り、中塗り、上塗りと基本的には3つの手順を行います。これらの手順を行うことで、外壁にしっかりと塗料を塗れます。塗料を塗る以外にも、足場の設置や養生や現場確認、近隣住民への挨拶などがあります。足場を設置する場合は、さらに追加で時間と費用がかかります。

 

外壁補修の期間はどれくらいかかるの?

外壁補修の期間は内容によってかかる日数が違います。アパートの場合23週間(6戸程度の大きさのアパート)かかります。工程別に行う内容とかかる日数を詳しく見ていきましょう。

 

現場確認と足場設置 12

補修の前に、現場の確認と足場の設置をしていきます。現場確認は建物の大きさや場所などによって1時間程度で終わる場合もあります。足場の設置は、高い場所でもスムーズに作業できるように設置していきます。足場を設置したら、組み上げた足場にシートをかぶせる作業を行います。この作業だけで、だいたい2日間かかるとみていいでしょう。

 

 

高圧洗浄 1日~2

足場を組み上げたら、次は外壁の汚れを高圧洗浄で落としていきます。汚れたまま塗装してしまうと、きれいに仕上げることができないので、ほこりやカビなどを徹底的に落としていきます。高圧洗浄できれいにしたら、外壁を乾かさなければいけません。乾かす工程を含めると、建物の大きさにもよりますが2日程度はかかるでしょう。

 

 

養生と下塗り・タイル補修 1日~5

高圧洗浄が終わると次は、外壁以外の部分を養生します。特にドアや窓などに保護シートを貼って養生し、塗料が他の部分に付着しないようにします。養生が終われば、次は下塗りをします。下塗りは、塗料の付着率を高めるために行います。塗装工程においては重要な作業です。養生と下塗りを含めて約1日かかるでしょう。タイル面がある場合は追加で4.5日必要となります。

 

塗装(中塗りと上塗り) 2日~5

下塗りが終わると、次は中塗りと上塗りを行います。中塗りと上塗りは基本的には同じ塗料を使用します。同じ作業を2回行うので、2回塗りとも言われています。中塗りを行い、外壁が乾いたら上塗りをして塗装のムラをなくしていきます。

 

外壁を塗る作業には、乾燥させる工程も含まれているため、比較的長い時間がかかります。建物の大きさによって、作業時間も大きく変わり、だいたい25日程度かかるでしょう。

 

 

完了検査と足場の解体作業 1日~2

上塗りとタイル補修が終了したら最終チェックを行います。問題がなければ、足場の解体作業にとりかかります。足場を解体すれば、外壁補修作業は終了となります。

 

外壁補修の期間が延長する場合

外壁補修の期間は上記の期間が目安となります。ただし、必ず上記の期間で補修工事が終了するとは限りません。あくまで目安です。次の理由により、外壁補修の期間が延長する場合があります。

 

 

天気に左右される

外壁補修は天気に左右されます。雨や雪が降っていると、塗装を行えない場合があります。また、乾燥させるのに時間がかかったりするので、雨の日に塗装を実施する場合は期間が延びるでしょう。

また、風が強い日も作業を行えない場合があります。足場を組み、高所での作業を行うので、危険と判断されれば、その日の作業が中止となることもあります。

 

建物の状態に左右される

建物状況によっては、通常の目安期間よりも延びる傾向にあります。外壁にひびが入っていると、塗装をする前に修復しなければいけません。また、高圧洗浄できれいにする際も、頑固な汚れで簡単に洗浄できない場合もあります。その場合は、ヘラなどの道具を使用して、外壁を削らないといけません。建物の状態によっては、作業時間が延長することを頭に入れておきましょう。

 

外壁補修について知っておくべきこと

外壁補修を初めて実施する際に、意外と知らないことがあります。補修工事が始まる前にあらかじめ次のことは知っておきましょう。

 

 

窓などの開閉が自由にできない

外壁補修工事の期間は、自由に窓の開閉ができません。特に、高圧洗浄や外壁補修を実施している期間は窓を開けられません。換気したい場合は、あらかじめ業者の方に、いつ窓を開けられるか確認しておきましょう。もし確認せず、窓を開けてしまうと、高圧洗浄の水が侵入してきて、塗料のにおいが家屋内に充満する恐れがあります。

 

洗濯物を外に干せない

外壁作業中は、洗濯物を外に干せません。玄関だけ塗装する場合、反対側で洗濯物を干せる場合が例外的にあります。ですが、塗料のにおいなどが付着する可能性があるので、できるだけ室内で干すのがよいでしょう。

 

工事前に近隣住民に挨拶をしておく

外壁補修工事前に、近隣住民に挨拶をしておきましょう。足場を組んだりするときの騒音や塗料のにおいで近隣住民にも影響を及ぼします。近隣住民と大きな問題に発展する前に、一言挨拶しておくのが望ましいでしょう。業者によっては、施工業者が行う場合があります。

 

外壁補修期間中は家にいなければいけないの?

外壁補修工事をしている間、問題がなければ外出可能です。ただし、足場の設置確認や塗装の終了検査の確認は立ち合いが必要です。足場を組み上げる際には、物を移動させる場合があります。住居者の許可がないと動かせないので、立ち合いが必要です。

また、すべての工程が終了して、最終確認をする際にも、立ち合いが必要です。塗装の塗り残しやほかの部分への塗料の付着など、気になる点はこの時に業者に伝えましょう。

 

外壁補修でのよくあるトラブル

近隣住民からのクレームなど他の人と問題が起こるケースがあります。大きな問題にならないためにも、塗装工事前に以下の内容を理解しておきましょう。

 

工事の騒音

工事の騒音でトラブルが発生することが多々あります。特にマンションの外壁補修の場合は、足場を設置する数が多く、足場を組み上げる際の騒音で問題になるケースがあります。また、外壁部分を撤去する際に使用する、電動カッターも非常に大きな音を出します。塗料を流し込む際に、ドリルを使用しますが、この電動ドリルも騒音を発生させます。

マンションやアパートの外壁補修を行う際には、必ず騒音を響かせることになりますが、業者と打ち合わせをして、どの時間に騒音が発生するか決めておくのがよいでしょう。騒音が出る時間帯を知っておけば、近隣住民にあらかじめ周知しておくことができるので、大きな問題に発展することを防げます。

 

ほこりやにおい

ほこりやにおいで問題になるケースもあります。外壁を電動カッターや電動ドリルなどを使用する際には、ほこりがたくさん発生します。また、外壁に塗料を塗る際には、塗料のにおいが発生します。

ほこりやにおいが発生する際には、外で洗濯物を干せません。特にマンションの塗装の場合は、住民全員が同じ状況となるので、マンションの住民に周知しておく必要があります。周知せずに実施すると、大きなトラブルになるので、必ず地域住民の方の理解を得るようにしましょう。

 

外壁補修の業者選びについて

外壁補修を実施する業者選びについて、いくつか知っておくべきことがあります。業者の中には、多額な金額を設定または安すぎる金額を設定したり、実績がそもそも少ない業者も存在します。言契約した内容と違う作業をする悪徳業者も存在するので、外壁補修の業者選びには以下のことに注意が必要です。

 

施工実績を調べる

施工実績を調べることが重要です。業者の公式ホームページから確認できるところもあります。もし掲載されていなければ、一度業者の方に、実績を確認してみましょう。

また、一軒家とマンションとでは工事の期間が違います。当然ながら、マンションやアパートの工事は難易度が上がります。施工実績を確認する際は、マンションやアパートの工事の実績があるかも確認しておきましょう。

 

他業者と料金を比較する

外壁補修前に業者から見積もりを受け取りますが、どの工程にどれだけ料金が発生するか内訳を確認しておきましょう。業者の中には、足場の設置代や養生代を記載せず、後から請求する場合もあります。何にいくら費用がかかるか、確認することが大切です。

見積もりを受け取ったら、それを他社の業者と比較することも重要です。初めて外壁補修を依頼する場合は、費用の相場がわからないと思います。他の業者がどれくらいの費用で作業を行ってくれるのか、比較することも大切です。知らないことを良いことに、高い料金を見積もりで提示される場合があります。

 

外壁診断を細かく行ってくれるか

外壁補修工事だけを実施をしてくれる業者ではなく、外壁診断を細かく行ってくれる業者を選びましょう。外壁によって工事内容が変わるので、丁寧に外壁診断をしてくれるところが望ましいです。工事前の外壁の状況や、どのような工事をするか、丁寧に説明してくれる業者は安心して依頼できるでしょう。

 

まとめ

外壁補修の期間は、アパートの場合23週間(6戸程度の大きさのアパート)かかります。ただし、建物の大きさや工事の内容によって、期間が前後します。

外壁補修をする際には、注意するべきことがいくつかあります。外壁補修中は、洗濯物を外に干したり、窓を自由に開けたりすることができません。近隣住民の方に理解を得て作業を進めていくことが重要です。大きなトラブルになる前に、上記の内容を理解しておくことが大切です。

 

外壁補修を行ってくれる業者はたくさんあるので、実績や料金を比較して検討しましょう。中には、悪徳業者も存在するので、業者選びには慎重にする必要があります。良い業者を選び、建物を長く保てるような工事を行ってくれる業者を探しましょう。