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ドローンによる外壁点検について解説!メリット・デメリットから従来と何が違うのかが分かる

外壁調査を実施する際にドローンを利用するとさまざまなメリットがあります。ドローンを利用しなくても、外壁調査を行えますが、ドローンを利用することで、安全面や費用面で大きなメリットが得られます。

近年では、このドローンを利用した外壁点検に注目が集まっています。今までは、人の手で外壁点検を行っていましたが、近年ではドローンを利用して調査する件数が増えています。この記事では、ドローンを利用することのメリット・デメリット、赤外線を利用したドローンの外壁調査の流れについてなどを詳しく解説していきます。

 

この記事を読むことで、ドローンの外壁調査について詳しく知ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

目次

外壁調査の種類

打診調査

赤外線調査

ドローンによる赤外線調査とは?

ドローンを利用した赤外線調査

信頼性は高いのか?

ドローンを利用した赤外線調査の流れ

外壁調査をドローンで行うメリット

1.費用が安い

2.調査時間が短い

3.安全性が高い

4.建築基準の定期検査に対応

5.見積もりが正確

6.作業員が少ない

7.壁に傷を与えない

8.居住人の負担が少ない

外壁調査をドローンで行うデメリット

1.天気によっては作業できない

2.ドローンを使用できない場所がある

3.気温に左右される

4.赤外線の点検しかできない

外壁点検を行う大切さ

外壁点検の重要性

外壁点検を実施すべき期間

まとめ

 

 

 

外壁調査の種類

数十年前までは、ドローンを利用した外壁調査は存在しませんでした。近年のドローン技術の発展に伴い、作業員が直接外壁を調査しなくてもよくなりました。ドローン技術が普及するまでは、下記の2種類の方法で外壁調査を実施していました。下記の2種類は現在でも行われている外壁調査です。詳しく見ていきましょう。

 

   打診調査

打診調査という方法があります。打診調査は、外壁を調査するための専用の器具を使って外壁を点検します。専用のハンマーで外壁をたたき、その反響する音で状態を確認します。もし外壁が劣化していると、響く音の高さが変わります。

打診調査では、外壁を打診して調査するのに加え、外壁を目視したり、触手したりして詳細に外壁の状態を認知できます。打診調査は赤外線調査で調べるよりも精度が高いです。

ただ、人間の手で調べていくため、作業時間がかかります。打診調査は外壁が大きいとそれだけ時間がかかるのがデメリット。足場を組んだり、屋上や屋根からロープで降りたり、高所作業車を使ったりして点検します。作業時間がかかる為、ドローンを利用した赤外線調査よりも費用が高くなることもあります。

 

赤外線調査

もう一つは赤外線調査です。赤外線調査は、赤外線カメラを使用して、外壁の状態を確認し異常を見つける方法です。赤外線調査は外壁をたたく必要がなく、全く音が出ない特徴もあります。また、作業員が直接調べる必要がないため、足場を設置する必要はないです。

赤外線の特徴としては、比較的費用が安く、作業時間が短いことが挙げられます。ただし、打診調査と比べると、精度にバラつきがあります。外壁の構造によっては、正確に赤外線カメラで撮影できず、打診法と組み合わせるときもあります。また、天候によっては、赤外線を利用できません。

メリットの多い赤外線調査ですが、建物の高さや構造によっては利用できないことがあります。そのような問題に対応するのがドローンを利用した赤外線調査の方法なのです。

 

ドローンによる赤外線調査とは?

ドローンによる赤外線調査を実施すると、従来の赤外線調査よりも調査対象箇所が広範囲になるケースもあります。具体的にドローンによる赤外線調査どのようなものなのかご説明していきます。

 

ドローンを利用した赤外線調査

ドローンを利用した赤外線調査は、従来の赤外線調査とドローンを組み合わせた方法となります。ドローンを利用することで、上空から撮影を行うので、外壁の正面から撮影できるようになりました。

今までは、地上から建物を撮影していたため、建物の構造上撮影できない部分があり、又精度が劣ることもありました。ですが、ドローンを利用すると、建物の高さに関係なく空撮できるので、高い建物でも水平に撮影が可能です。

ドローンを操縦する作業者は地上から操縦するので、足場を設置する必要もありません。時間も短縮できるので、物件の規模によっては大幅に費用を抑えることも可能です

 

信頼性は高いのか?

ドローンを利用した方法は調査結果の精度の問題が気になるところです。精度は打診調査の方が高いと言われていますが、ドローンを利用した赤外線調査の精度も社団法人日本建築防災協会にも認められている方法のひとつです。

参考:一般財団法人 日本建築防災協会

ドローンを利用した赤外線調査でも問題なく外壁点検ができるので安心して利用できます。

 

ドローンを利用した赤外線調査の流れ

ドローンを利用した外壁調査を行う流れについて解説します。業者への申し込みからデータ解析、データ受け取りまでの流れです。次の5つのステップで行っていきます。

 

1.       外壁調査の業者に依頼
ドローンを利用した赤外線調査を行ってくれる業者を探します。全ての業者がドローンを利用した赤外線調査を行っているわけではありません。赤外線調査を行っている中でも、ドローンを利用している業者を探しましょう。公式ホームページなどで調査方法を書いているところが多いので、確認してみましょう。

2.       ドローンの使用有無の確認
業者に依頼すると、建物周辺でドローンを飛ばすことが可能か調べてくれます。ドローンは飛行エリアに制限があり、建物が密集していて、危険と思われる場所では飛行禁止となっている区域もあります。禁止区域に該当する場合は、ドローンを利用する赤外線調査は行えません。
また、ドローンを利用できるか許可を必要とする地域もあります。航空法に定められた建物であった場合、事前に申請を行わなければいけません。業者がドローンを使用していいか確認して、申請まで行ってくれます。

3.       外壁調査の日程の決定
ドローンが飛行可能であれば、外壁調査の日程を決定します。ドローンを利用した赤外線調査は天候に大きく左右されます。風の強い日や雨の降る日には、基本的には作業できません。又近隣の居住者等に事前にドローンによる外壁調査を行うことの周知が必要となります。
予定日に外壁調査を実施できない場合は、予備日にずれることもあります。天候に左右されるため、予定日以外にも日にちを決めておくのが望ましいでしょう。

4.       作業日の立ち合い
無事外壁調査が行うことができれば、依頼者は当日立ち合いが必要です。ドローンの外壁調査は、通常の打診調査と比べて、比較的短い時間で調査は終了します。
当日の流れは、ドローンを使用して、外壁部分を撮影していきます。

5.       撮影データの確認と解析
外壁を撮影した写真を業者が持ち帰り、確認と解析を行います。赤外線カメラで撮影された画像は、専用の解析ソフトにより分析を行い外壁の損傷を調べます。外壁の浮きやひび割れなどを細かく解析してくれます。
最後に、調査結果をまとめた報告書を依頼者に提出をします。損傷している部分や浮きが生じている部分などを不具合があれば、今後の改修の提案も相談できる業者を選ぶことも重要です。

 

外壁調査をドローンで行うメリット

外壁調査をドローンで行うといくつかメリットがあります。従来では、打診調査が主流でしたが、近年では、ドローンを用いた赤外線調査に注目が集まっています。ドローンを利用することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。8つのメリットがありますので、詳しく見ていきましょう。

 1.費用が安い

まず一つ目に挙げられるのが、費用が安い点です。ドローンを利用した外壁点検では、人員を削減できるので、費用が安くなります。また、足場を設置する必要がないので、足場設置費用もかかりません。地上からドローンを飛ばして調査するので、早く作業を終えることができます。

一方、打診調査では足場を設置する費用や、機材をたくさん使用しなければいけません。外壁を一つ一つ点検していくので、時間もかかるし、人員も必要とします。ドローンを利用することで効率的に作業を行えるようになり、安い費用で依頼できるのです。

 

2.調査時間が短い

2つめのメリットは、調査時間が短い点です。ドローンを利用した赤外線調査は、地上からドローンを操縦して、空撮します。外壁の正面から撮影することができ、精度も高いです。

今までの打診調査では、足場を設置して行うか、屋根からロープやゴンドラを吊るして調査を行っていました。このような打診調査は、設置するまでの時間も必要として、作業時間が長くなる傾向にあります。

ですが、ドローンを利用する赤外線調査では、機材が少なく、地上からドローンを操縦して空撮するだけなので、作業時間が非常に短いです。建物が大きいと、打診調査するのにかなり時間がかかります。ドローンを利用すれば、スムーズに作業でき、短時間で終わります。

 

3.安全性が高い

3つめのメリットは、安全面が高いという点です。ドローンを利用する赤外線調査は、地上から行うので、作業員のけがのリスクが少ないです。ドローン自体に、衝突防犯センサーがついて、自動で操作できるので、安全面が高いと言えます。

外壁調査を打診調査で行う場合は、作業員が直接外壁を調査しなければいけません。外壁を専用のハンマーでたたいて調査するので、常に危険と隣り合わせです。作業道具の落下の危険もあります。ドローンを利用すれば、高い場所に人間が行く必要がないので、安全面が高いといえるでしょう。

 

4.建築基準の定期検査に対応

4つめのメリットは、建築基準法第12条の定期調査に対応している点です。外壁を定期的に点検することは建物所有者の義務で外壁調査を行ったことを行政庁に報告しなければいけません。

この調査に対して、ドローンを利用した赤外線の調査も対応可能としています。外壁調査を実施する建物周辺でドローンを飛ばすことができれば、赤外線法で調査できます。国の定めた基準にも満たしているので、ドローンを利用した赤外線調査の信頼度は高いです。

 

5.工事の見積もりが可能

5つめのメリットは、工事の見積もりの数量が近似値で算出できる点です。例えば部分的に打診調査を行い浮きの割合から全体の数量を仮定する方法の場合、最初に見積もりした金額と大きく異なることが多々ありました。打診調査の場合は、作業を行ってみなければ、どこがどれだけ損傷しているかわからないからです。

部分打診の調査では、外壁を点検する前に、外壁全体を調べない為、調査後に改修見積もりが計算しなおされることがあります。一方、ドローンを利用した赤外線調査では、最初に見積もりした金額が大きく異なることはありません。調査する前に、どれだけ費用がかかるかある程度近い見積もりを出せるので、安心して依頼できます。

 

6.作業員が少ない

6つめのメリットは、外壁調査を行う作業員が少ない点です。地上からドローンを使用して調査を行うため、少人数で行えます。作業員が少ないと費用も安く、周りの目も気になりません。作業もスムーズに短時間で終わります。

 

7.壁に傷を与えない

7つめのメリットは、壁に傷を与えない点です。打診調査では、専用のハンマーで外壁をたたき、音で外壁の損傷を調べます。専用のハンマーでたたくことで、外壁に傷がつく恐れがあります。また、足場を設置する際には、足場設置のアンカーを外壁に打ち込むこむ必要があります。

一方で、赤外線調査では、外壁を赤外線カメラで撮影するだけなので、外壁に直接手を加えません。外壁に傷をつけることなく調査できるのがメリットです。

 

8.居住人の負担が少ない

8つめのメリットは、居住人の負担が少ない点です。打診調査で足場を設置する場合、日当たりが悪く、作業員の目を気にしなくてはいけなく、ストレスを感じる人もいるでしょう。また、セキュリティー面の不安もあります。

一方、ドローンを利用した赤外線調査であれば、短時間で終わり、セキュリティー面でも安心です。プライバシーやセキュリティーに不安がある方は、ドローンを利用した赤外線調査を利用するようにしましょう。

 

 

外壁調査をドローンで行うデメリット

外壁調査をドローンで行うとさまざまなメリットがあります。たくさんのメリットがありますが、デメリットもいくつかあります。デメリットを考慮したうえで、ドローンを利用した外壁調査を依頼しましょう。ドローンを利用して外壁調査を行うデメリットを4つご紹介します。

 

1.天気によっては作業できない

1つめのデメリットは、天気によって左右される点です。ドローンを利用するので、強風の時には行えません。赤外線調査は、外壁の温度を調査して判断するため、雨や雪が降ると実施できないことがあります。

ドローンを飛ばして赤外線調査をする場合は、いくつか日程を決めておく必要があります。打診調査よりも天候の影響を受けやすいので、予備日の確保は必須ですドローンを利用した外壁調査を依頼する場合は、天気によって左右されるので注意が必要です。

 

2.ドローンを使用できない場所がある

2つめのデメリットは、ドローンを使用できない場所がある点です。ドローンを利用して外壁点検を行う場合、法律によって制限がかかる場合があります。法律によって定められた禁止エリアではドローンを飛ばせません。

国会議事堂や外国公館などの周辺では禁止されています。また、航空法では人口が多い地域や空港周辺では規制されています。いくつかの規制条件があり、許可を必要とする場合は申請手続きが必要です。飛行禁止エリアでは、ドローンを飛ばすことはできないので、そもそもドローンを利用した外壁調査が行えないので注意が必要です。

 

3.気温に左右される

3つめのデメリットは、気温に左右される点です。赤外線調査では、適切な温度でなければ調査を行えません。直射日光を何時間も当たり、条件によっては調査を行えないことがあります。建物によって赤外線調査が行えるか条件が違うので、一度依頼してみて、実施できるか確認してみることをおすすめします。

 

4.赤外線の点検しかできない

4つめのデメリットは、赤外線の点検しかできない点です。赤外線の精度も高いとはいえ、打診調査と比べるとやや劣ります。ドローンを利用して外壁を調査する方法は空撮するのみで、外壁に触れることはありません。ですので、タイルの浮きを直接調べられないのがデメリットです。

また、タイルとモルタルはくっついていますが、完全に接着していない場合があります。このような場合も、赤外線では調べられないので、注意が必要です。

 

外壁点検を行う大切さ

外壁点検を定期的に行うことは大切です。具体的になぜ定期的に外壁点検を行うべきなのか重要性と実施すべき期間について見ていきましょう。

 

外壁点検の重要性

外壁点検を定期的に行うことは重要です。外壁の損傷部分をいち早く見つけることで、軽度の修繕で済むことがあります。もし、外壁点検を長い間放置して、外壁損傷が進むと、修繕が困難になるケースもあります。問題が大きくなると、建物自体に負担がかかり、耐久性が落ちてしまうので注意が必要です。

 

外壁点検を実施すべき期間

建築基準法12条では、基本的に3年以内の外壁点検を義務付けています。もしこの期間内の調査を怠ると罰金になるケースがあります。建物の大きさや延べ面積に応じて条件があり、特殊建築物といわれる建物がそれに該当します。

もし特殊建築物に該当しなくても、定期的に外壁を点検することは必要不可欠です。外壁は、年月が経つにつれてどんどん劣化していきます。外壁のタイルが損傷しているのを放置し、タイルが剥がれ落ちた場合、大きな事故になってしまいます。

 

まとめ

 

ドローンを利用した外壁点検には、メリットやデメリットがいくつかあります。打診調査と比べると、費用や期間、安全面などでメリットが多いですが精度はやや劣ります。外壁を点検する際は、ドローンを利用するメリット、デメリットを踏まえたうえで依頼することが望ましいです。