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外壁調査で用いられる打診棒はどんな道具か

打診棒(パルハンマー)はテストハンマーとともに、壁の損傷や剥離などを調べる際によく用いられる道具で、外壁を調べる時と室内の壁を調べる時の両方で用いることができます。

 

打診棒は、全体の外見が棒状になっていて、先端の部分には小さな鉄球がついています。実際に調べる際は、先端部分で軽く叩いたり、

自動車のワイパーのように先端の部分を左右に転がしたりします。

もし、壁の一部に損傷や剥離などがあると、その部分は正常な部分とは明らかに異なる、軽い音が鳴ります。

非常に単純な構造ですが、これだけで目視では確認できない壁の異変を発見することができます。

 

パルハンマーで調べる場合は、壁を損傷させないように注意することと、調査する部分の周辺を歩く通行人に配慮することが必要となります。

壁の劣化や損傷が酷いと、ほんのすこし力を加えただけでも壁が剥がれてしまう可能性があり、その壁が上層階のものだと、

落下物によって通行人が怪我をしてしまう可能性もあるからです。

 

現在発売されている打診棒には様々な種類があります。

例えば、ペン状になっていて胸ポケットに入れて持ち歩けるようになっているものや、

指し棒のように棒の長さを数段階で変えることができるもの、

先端の球の部分にベアリングを入れて転がしやすくなるようにしたもの、

先端の球をかぼちゃ状やにんにく状にして音が大きく聞こえるようにしたもの、

壁の損傷を与えるのを防止するために先端部分の材質にプラスチックを使用したもの、

先端の部分が取れないように内部にワイヤーを入れたものなどが実際に販売されています。