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外壁の打診調査はどのように行われるのか

打診調査は、建築物の外壁調査を行う際に、よく実施される調査方法の一つです。

打診調査では主に打診棒、テストハンマー、シュミットハンマーが用いられます。

打診棒は突端に丸い鉄球がついており、この部分で壁を軽く叩いたり、左右に転がし、音の違いで壁の異常を調べます。

打診棒には伸び縮みができるようになっているものが多く、多少高い場所やベランダの外側もこれで調べることができます。

テストハンマーは通常のハンマーと同じ形をしており、調べ方は打診棒を用いる場合とほぼ一緒です。

シュミットハンマーは壁面がコンクリートになっている場合に有効な方法で、先端の部分でコンクリートに打撃を与え、

返ってきた衝撃の強さから強度を測定します。

 

この他にも、調査対象が比較的高層の建築物である場合は、足場を組んだり、高所作業車が用いられたり

、ロープブランコをつかって作業が行われることがあります。

また、外壁の改修工事に先立って行われる調査では、欠陥や損傷が見つかった場合にスプレー缶でその場所をマーキングすることもあります。

弱い力であるものの、壁を直接叩いて調べるため、壁の材質や劣化の具合によっては、叩くことで壁が割れてしまうことがあります。

そのため、この調査を行う場合は建築物の周辺を歩く人に対する安全上の配慮が必須です。

 

打診調査にかかる期間は調査対象となる外壁の面積によってことなりますが、3,000平方メートル以内であれば現地調査は長くて3日程度で終了し、

調査報告は現地調査から1~2週間後に通知されます。