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地震による壁のひび割れへの構造別対処

地震で壁にひび割れが生じた際の考え方については、その家屋の構造によっても大きく異なって来ます。

まず鉄骨やコンクリート構造における壁のひび割れについては、構造部の破損がその発生に大きく影響しています。

伴って耐久性が著しく低下している事が考えられ、住宅診断から大規模改修に至る根本的な対処が必要となります。

 

一方で木造の場合ですが、こちらの場合は柱が地震によって柔軟に揺れ動くという特性があり、その動きによって壁のひび割れが起きる事があります。

揺れが治まると柱は元の位置に戻るので、強度的な問題は生じないケースの方が多いのです。

従って生じたひびについては、見た目の問題に耐え得る範囲であればそのままであっても問題がありません。

表面部のクロス等も同時に割れてしまいますが、ここを補修してしまえば以後の生活を問題無く過ごせるものと考えられ、

その補修についてもDIYで行えるレベルの場合が多いです。

 

但し、同時に床の水平が失われているようなケースでは基礎部分の破損を生じていたり、そこからの時間経過に伴う湿気等のトラブルの問題が考えられます。

このようなケースではひびが斜め方向に現れる事が多く、1つの目安となります。

また施工時の図面・水平器を使った確認が必要となります。

実際に水平が失われている場合には改修が必要となるケースも考えられるので、住宅診断を適用する事が重要となります。

比較的新しい建物で保証期間内である場合には、建築会社に連絡を取って連携を行う必要も生じます。