クラックとはヒビ割れのことですが、一戸建て住宅の場合には時間の経過とともにひどくなってきますので、出来るだけ早めの修理が大事になってきます。クラックができる理由はひとつが経年劣化によるものです。

いくら外壁や塗料の素材が長年研究されて丈夫なものが開発されたとしても10年から20年もすれば劣化してしまうものです。また、地震や台風などの自然災害でなってしまうこともあります。

クラックを防ぐのは難しいですが、出来るだけ小さいうちに見つけて外壁工事をするなどの対策をするべきです。被害が少ないうちに見つけるには外壁調査をする必要があります。外壁調査は実際に人の手で壁を叩いてその状態を確認する方法と、赤外線を使いサーモセンサーで外壁の温度を測る方法があります。

前者の方法は、古くから行なわれている信頼されている方法で、人が直接触ることもできるのでその壁の状態がわかりやすいのです。ただし、どうしても人の手で届かないところがあるため、足場を組まないと調査できない場合があります。

後者の方法は遠くからサーモセンサーを利用して外壁の温度を測ることができるため、足場などは使う必要はなく時間もお金もあまりかからずに調査できるというメリットがあります。

一方で、赤外線を利用する方法はそれほど古くから行なわれている方法ではないため、信頼度という意味ではそれほど高くはないというのが現状です。

いずれにしても、異常が見つかれば迅速に対応する必要があります。