鉄筋コンクリート(RC)造の構造物は、鉄筋の周りのコンクリートが経年劣化など様々な状況により健全な状態であるアルカリ性から変化し中性化してくることで、鉄筋表面の被膜破壊を起こし、更に酸素や水により鉄筋がさび、構造躯体の耐久性が低下する原因となります。
この中性化試験は、コンクリートが健全な状態であるかを確認する調査です。
耐震調査の指標としても頻繁に行われる調査です。
コンクリートから抜きとったコアを元に、コンクリートの中性化度を調査します。
建造物は日々の雨風や太陽光などの自然要因によってや使用状況などに
より、経年により材料の性能・強度に劣化が進行します。
特に外壁塗膜の付着不良は、以前に行った塗直し工事の際の塗膜の下地のシーラーの浸透度合いや
旧塗膜材とシーラーや新たな塗膜材の性質が合わない場合よっても起こります。
塗膜の重要機能ともいえる下地との密着性能が、健全かどうかを調査する為に行うのが「塗膜付着力試験」です。
調査方法は鋼製アタッチメントをエポキシ樹脂系接着剤で張り付け、引張試験器によりアタッチメントを引っ張り、1平方㎝あたり何kgあるか破断時の数値を測定し、その記録をとります。
シーリングは経年によってひび割れをおこしたり太陽熱や雨風などの自然要因により材質の変化を
起こしやすく、必ず劣化を起こしてゆきます。
シーリング劣化は漏水やコンクリート躯体への浸水によるコンクリート劣化の原など、様々な
建築物の老朽化の要因となってゆきますので定期的な調査が大切です。
既存のシーリングの状態を調査する為に行うこの試験は、現状のシーリングを採取しJIS規格に基ずく
ダンベル状の型で切り抜きし、シーリングの物性数値(破断するまでの強度)を計測します。
札幌の看板落下で国交省が緊急調査した結果 、落下した看板は4本のボルトで外壁に固定していたが、事故後の調査で取り付け部分に金属の腐食が見つかった。腐食と強風の影響で壁との接合部分が破損して看板が落下したとのことですが、看板と壁の接合部の調査は非常に重要です。
やはり、高所にあるためハシゴでは届かず十分な目視確認調査が出来にくい、また接合部が金属カバーで覆われており、ボルト部分の目視確認調査が出来ないなどの問題が少なくありません。
弊社ではロープブランコ工法により高所の看板接合部分の確認調査を容易にし、さらに高性能ファイバースコープを使い微細な穴からカバー内部に挿入することで内部にあるボルト周辺部分を確認調査いたします。
高所でも足場の仮設無しで 外壁全面調査が可能です。 赤外線サーモグラフィによ る外壁調査は低コスト・ 短 期・安全に調査することが 出来ます。
高所でも足場不要で短期間 低コストでの外壁全面打診 調査(ロープブランコ)。 改修工事の際の正確性の 高い工事見積もりを算出 することが可能です。
足場やゴンドラ・ロープ作 業により打診調査専用の 打診棒による打診音と、 対象壁面の間近での目視・ 触診により、細部にわたる 劣化状況 を判断します。
無足場工法により、ピンポ イントな補修工事が出来ま すので、足場の仮設をする ことなく短期間かつ低予算 での建物の改修工事が可能 です。
コンクリート試験(コア抜 き・中性化試験) 塗膜引っ張 り試験(塗膜付着力測定試 験) シーリングひっぱり試 験(ダンベル試験) 看板等 ボルト部劣化調査 他
特殊建築物の建物調査から 昇降機・設備の定期報告 調査を行い、調査計画作成 から報告書作成・審査機関 への提出までの一切を代行 いたします。
合同庁舎、県税事務所、保 健所、小中高の学校施設な どの公営施設や大手メーカ ー工場施設や大手ホテル やビル・マンションなど多数 実績を掲載中。
足場を仮設した場合の調査 と赤外線調査・無足場工法 打診調査(ロープブランコ) との作業項目と料金の比較 をわかりやすく記載してい ます。