建物によっては、外壁打診調査は定期検査が義務付けられています。経年劣化により、外壁が損傷し、タイルが剥がれると、通行人にけがをさせてしまう恐れがあるからです。外壁調査にはいくつか種類があり、その中でも今回はゴンドラについて詳しく解説していきます。
目次
外壁調査とは?
外壁調査の手順
ゴンドラ打診調査の特徴
日光をさえぎらない
駐車場が利用できる
風が強くても作業できる場合がある
たくさんのゴンドラ機種が存在する
まとめ
外壁調査とは、外壁のタイルが剥がれたり、落ちたりするのを未然に防ぐ調査のことです。建物によっては、建築基準法に定められた期間に調査することが義務付けられています。もし調査を怠ると罰金の対象になるだけでなく、歩行人に被害が及ぶ可能性があります。大きな問題にならないためにも、定期的な外壁調査が必要不可欠なのです。
外壁調査は、業者に依頼して調査を行い、その結果を役所に提出しなければいけません。初めて外壁調査を依頼する場合、どんな手順で外壁調査が行われるかわからないと思います。次の手順で外壁調査を行っていきます。
まず、近くの業者に外壁調査を行ってくれるか問い合わせしましょう。公式ホームページに内容など詳しく載せているところもあります。もし内容に問題なければ、見積もりを出してもらってください。思っていたよりも、費用がかかることもあります。思ったよりも高いと感じたら、他の業者と比較するのもよいでしょう。
見積もりを出してもらい、費用も問題なければ、外壁打診調査を行ってもらいます。足場を組む方法やゴンドラを利用する方法などさまざまあります。外壁調査の方法によって、かかる日数も異なります。足場を設置しない方法ですと、早くて1日で完了することもあります。
ゴンドラ打診調査とは、ゲージに人が乗り込み外壁を調査する方法です。屋上からゲージを吊るすので、足場を設置する必要がありません。マンションビルなどではゴンドラで外壁調査する場合もあり、費用を安く抑えられる特徴をもっています。他にもゴンドラで打診調査を行うべき特徴があるので、詳しく見てきましょう。
足場を組む必要がないので、ベランダなどの日光をさえぎることはありません。もし足場を作って外壁調査を行うと、長い時間部屋の中が暗い状態になり、閉塞感が生まれます。ですが、ゴンドラを利用すれば、屋上からロープを吊るして作業するので、作業時間も短く、日光をさえぎることがないのが特徴の一つです。
ゴンドラを利用すれば、マンションやビルの駐車場も問題なく使用できます。足場を設置して作業を行う場合は、場所によっては、駐車場を利用できない場合があります。屋上や屋根からゴンドラを吊るして作業するので、車両の通行も問題なくできます。
風が強くても、ゴンドラならば作業できることもあります。風が強い場合は、振れ止め装置を設置して、ゴンドラの揺れを軽減して行います。ゴンドラは昇降を安定的に行えるので、風が強くても作業を行える場合があります。
ゴンドラにはたくさんの機種が存在します。大きなマンションや小さなアパートなど、建物の大きさや屋根の形状によって使い分けられます。比較的費用を抑えることができるので、ゴンドラで外壁調査をするのがおすすめです。
外壁調査は定期的な調査が必要です。もし外壁調査を怠ると、罰金だけなく、歩行人に危害を加える可能性があります。外壁打診調査にはいくつかの方法がありますが、中でも、ゴンドラ調査はおすすめです。
足場を組む必要がないので、様々なメリットがあります。ただし、ゴンドラ作業を行ってくれる業者を探す必要があるので、ホームページなどでゴンドラ調査を行ってくれる業者を探してみましょう。