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マンション外壁のひび割れの原因と修繕のタイミング

一般的にマンションは乾燥をすると縮む性質があるコンクリート建築の建物ですので、小さなひび割れは避けられないことです。

マンションに使われるコンクリートの場合は、おおよそ5~6年程度をかけて乾燥が起こり、

その際に外壁に小さなひびを発生することが多くなります。

またもう一つ、ひび割れが起こる原因として考えられるのが、いわゆる自然現象による経年劣化です。

例えば、雨水や炭酸ガスなどがコンクリート内に染み込んでしまうと、コンクリートが中性化してしまい、強度の低下や外壁の剥離などを招きます。

このように多くの場合、ひびは時間の経過とともに現れるものであり、予防することは不可能といえます。

しかし、ひびの程度が0.3㎜未満であれば、構造上の問題はありませんので、

ひびを見つけたからといって慌てて外壁の修繕をしなければいけないというわけではありません。


一方で気を付けなければいけないひび割れがあります。

それが明らかに新築からひびが発生するまでの期間がはやかった場合です。

この場合、施工不要や構造不良などによってひびが発生している可能性が高いため、

ひびの程度が0.3㎜未満であったとしても放置しておくのは危険です。


まだ大丈夫だろうと考えている間にマンション自体に急激な劣化を招き、取り返しのつかない事態を引き起こすことも十分に考えられます。

ですので、小さなひびだから大丈夫という気持ちではなく、ひびを見つけたらまず信頼できる修繕業者や建築士に見てもらい、

放っておいてもいいものか、すぐに修繕をした方がいいのかを確認してもらうようにしましょう。